天ぷら鍋に温度計がついているのは、とても便利で有難いのですが、使い終わって洗う時に、いつも迷うことがあります。
それは、温度計を水洗いしても大丈夫か?ということです。
油でベタベタしている感じがするので、洗って良いのではあれば洗いたい。
でも、洗っても良いのか悪いのかわからずにいました。
そこで、天ぷら鍋の温度計は水洗いしてはダメなのか?
また、その理由と対処方法についてお話をしたいと思います。
天ぷら鍋の温度計を水洗いしてはダメな理由
結論からいうと、天ぷら鍋の温度計を水洗いしたらダメです。
私は、良いのか悪いのかわからず、今まで洗わないように水に触れないように気を付けていましたが、よかったです。
では、ダメな理由を説明しますね。
天ぷら鍋の温度計には、空気抜きの穴が設けられています。
温度計には、温度変化のメタル(金属)が入っています。
水洗いすると水や洗剤、漂白剤、その他にも汚れなどがその穴から入ってしまうことがあります。
すると、動作が鈍くなったり、メタルの腐食により計測が不能になることもあります。
また、温度計の中に水が入ってしまうと、温度計内に水分が残ってしまい、加熱した時に気圧が高くなりガラスが割れることが考えられます。
中には金属も入っていますし、事故にもつながりかねません。
しかし、温度変化により内部気体の膨張も多く、塞ぐわけにはいかないので、現状の形となっているわけですね。
どうしても洗いたいなら防水の温度計もあります。
では、もし水につけてしまった時は、どうしたら良いのでしょうか?
水につけてしまったときの対処方法!
もしも、温度計を水につけてしまったら焦りますよね。
対処法を知っておいて、正しい対応を心掛けたいです。
しかし、調べたのですが、水につけてしまった時の対処法は見つかりませんでした。
どの角度から調べても、「水につけたらダメ」ということは理由つきで説明があるのですが、もしも水につけてしまった場合という説明はありません。
温度計付きの天ぷら鍋を使っているという方の口コミに「誤って温度計に水をつけてしまったけれど、壊れていなくてよかった」と書かれているものがありました。
この方は、事故につながらなかったようなので、よかったですが、壊れているかどうかは、判断が難しいと思います。
ただ、水がついてしまっても、しっかり乾かして、中に入らなければ問題ないとは思いますけど・・。
中に入ってしまっても、しっかり乾かせば問題ないとも思います。
しかし、残念ですが今後その温度計は使わない方が良いと個人的には思います。
事故が起きてからでは遅いので、慎重に対応した方が良いと思います。
温度計は毎回拭く
では、温度計はどのようなお手入れをしたら良いのでしょうか。
水洗いできないと、ベタベタ感が残ってしまいイヤですよね。
毎回使うたびに、キッチンペーパーなどで拭き取るようにしてください。
夏場は特に、虫の発生につながるかもしれませんし、次に使う時も清潔感もなくなりますよね。
使い終わったら、まず始めに温度計を拭くようにすると良いかもしれませんね。(やけどに注意!)
鍋を洗ってから最後に温度計を拭くという順番にすると、ベタベタが酷くなるかもしれないので、使い終わったらまず温時計を拭くようにしてみてくださいね。
温度計は必要?使わない時の温度の目安
天ぷら鍋に温度計がついていると便利と思っていましたが、水につけたらダメですし、そのリスクも怖い。
温度計を使わなくても天ぷらが上手に揚げられるのであれば、天ぷら鍋についている温度計はいらないのでは?
そこで、温度計を使わない時の温度の目安を紹介します。
天ぷらを揚げる時の油の温度は、大きく3つに分けられます。
1つは低温、2つ目は中温、3つ目は高温です。
※低温は、150~170度くらいを言い、中温は、170~180度くらい、高温は、180~200度を言います。
続いて目安です。
このことから、油の温度が高いほど衣を入れた時に下へ沈まず、すぐに浮かび上がってくることがわかりましたね。
揚げ物をする時は、この衣の動きをしっかり見てください。
もう1つ、菜箸を使った見分け方があります。
この2つの方法で、だいたいの温度の目安は把握できるので、温度計はなくても問題ないと思います。
さいごに
以上のように、天ぷら鍋の温度計は水洗いしてはダメですし、危険なので水がつかないようにしなくてはなりません。
普段のお手入れは、キッチンペーパーで拭くのみです。
毎回使い終わったらすぐに拭くようにした方が良さそうです。
また温度計を使わなくても、温度の目安を見分ける方法があるので、温度計を使わなくても天ぷらを上手に揚げることは可能だと思います。