関西の友達のお宅へ遊びに行ったときに、いかなごのくぎ煮を頂く事がありました。
とても美味しくて、お茶漬けにぴったり^^
このいかなごに似ている魚できびなごがありますが。
名前は似ているけど同じ仲間なの?とふと思ってしまったので調べてみました。
いかなごときびなごの違いを徹底解明したいとおもいます♪
いかなごときびなごは同じなの?
結論から言いますと、いなかごときびなごは違います^^
- いかなごはスズキ目 ワニギス亜目イカナゴ科
- きびなごはニシン目・ニシン科
魚の種類が違いました~♪
では、イカナゴとキビナゴを細かく見てみましょう。
イカナゴについて
先ほどお伝えしたように、いかなごとはスズキ目 ワニギス亜目イカナゴ科に属しています。
いかなごは水温15°を超えると砂に潜り夏眠するという面白い魚です。
漢字で書くと玉筋魚と書きます。
東日本ではコウナゴと呼ばれ、西日本ではシンコと言われることもあります。
そのいかなごは、成魚になると10~20㎝前後になります。
ですが、スーパーなどで見かけるのは稚魚のサイズで、加工品として出荷される事が多いです。
乱獲により、稚魚の数が減って来たので2月の末の解禁まで勝手に取ることは出来ないようになっています。
そのいかなごの漁は、船曳網漁と呼ばれる方法です。
2隻の船を使い潮目を狙い、もう1隻の船で魚群を追い込み引き上げていきます。
いかなごの漁からくぎ煮になるまでの工程をこの動画で見る事が出来ます。
くぎ煮にするには、鮮度が命なので手早い作業が決め手なのですね~^^
いかなごの栄養は?
いかなごは、まるごと食べる魚になりますので、カルシウムをたくさん摂取できます。
骨を作るのに必要なリンもたくさん含み、それらの吸収を助けるビタミンDも豊富です。
また、鉄分も多く含まれていますので、貧血気味の方や妊婦さんにもオススメです。
いかなごの代表的な料理法は釘煮やちりめんと白ご飯に合う料理が多いです。
ここでは、おかずの一品にもなるかき揚げを紹介します。
<かき揚げのレシピ>
- ①はじめに、生臭さを取る為に、いかなごをサッと塩水で洗います。
- ②食材全てをしっかり水気を取ります。
- ③天ぷら粉を水で溶かしたら、食材を全ていれてさっくり混ぜます。
- ④そして170°の油にスプーンですくい落として、サッと揚げたら完成です。
一口サイズで子供も食べやすく栄養満点の、かき揚げのできあがりです♪
いかなご100%でいいと思いますし、角切りで切った玉ねぎや風味や見た目を楽しむ為に三つ葉を散らしてみても美味しいです。
続いてはきびなごについて見てみましょう。
きびなごについて
きびなごは先ほどお伝えしたように、ニシン目・ニシン科に属しています。
漢字は吉備女子と書き、成魚でも10前後にしかなりません。
ですので、スーパーなどで見かけるのは成魚サイズで、刺身にしたり、太刀魚(たちうお)を釣る餌として使われたりしています。
この、きびなごはとてもデリケートな魚で、キレイな水でしか生きて行けません。
また1秒でも水からでると死んでしまうと言われています。
きびなごの漁は巻き網漁と呼ばれる方法で、集魚灯で魚群を集めて混乱させて一気に網を巻いていきます。
大量に取れそうですね。
食べ方は、お刺身にしたり、から揚げにして食べたりと色々なアレンジが出来ます。
南蛮漬けで食べても美味しいですよね。
まとめ
いかなごときびなごは、魚の種類が違いましたので別の魚でした^^
いかなごは、主に稚魚を収穫し、くぎ煮などで食べる事が多いようです。
きびなごは、成魚でお刺身にして食べる事もあるようですね。
どちらも、油で揚げて食べると美味しいですしカルシウムも沢山取れるのでおすすめです♪