お刺身を思い浮かべると、必ずと言ってもいいほどお魚と一緒に思い出されるのが「つま」ですよね。
自宅でお刺身を食べる時は、つまを用意しないこともありますが、お料理屋さんなどでは、必ずと言ってもいいほど刺し身には、つまが添えてあって、とても美味しそうですよね。
でも高確率で残されるのも「つま」だったりします(´ヘ`;)とほほ・
筆者の父は、つまを好んでよく食べていましたが、筆者自身は、なんとなく大根は残しますし、周囲の知人たちも、食べている姿を見たことがありません。
よく考えたらこの「つま」のことを良く知らないかも・・・。
食べることが大好きな筆者としては、すぐにでも知っておきたくて調べてみました!
最初に、この刺し身の「つまを食べるor食べない」に関するみんなの意見を調べてみました!
どうぞ、ゆるりとした気持ちでみて下さいね~(o^^o)
刺し身のつまを食べる?食べない?
では、早速見てみましょう♪
- 一度水にさらして、ポン酢などと頂きます。
- 美味しいから。
- お店で出されたつまは食べないけど、自宅のつまは食べる。
- お醤油で、お刺身と同じように食べます。
- 胃に優しそうだから。
- 新鮮なつまなら頂きます。
- 刺し身に添えて出すものは、全て食べられるものだから。
- 魚の汁を、吸っていなければ食べる。
- 店によるが、食べる。
- 使いまわしされてそうだから。
- 生臭いから。
- 衛生的に受け付けないから。
- 飾りだと思っていた。
食べる派の意見は、つまの状態によっては食べるという意見が多いようでした。
魚の汁を吸っているとか・・・。
中には洗って味噌汁に入れてしまう!なんていう強者もいますね。
魚の汁を吸った大根とか・・・食べられるものは、なんでも食べる派の方でも、ちょっと嫌なのではないでしょうか(^^;)
つまの状態によるというのは、生ものに添えるものなだけあって、よく理解できるご意見だと思いました(∪・ω・)ゞフムフム*
一方食べない派の意見も、割と共通した内容であると感じました。
皆が気にするのは、やはり「衛生面」。
料理の飾りのように、添えられているパセリと同様、使いまわされているのでは?と不信に感じる人が多いようでした。
また、元々食べない家庭ですと食べない方も多いようです。
筆者も料亭でもない限り、新鮮な「つま」は出てこないことが多いと思ってました(´・ω・`;)
先日、知り合いの料理人の方とお話しをした時に、思い切って「つま」について聞いてみたところ。
「使い回しは無い!」との事。
時間を置くと色が変わってくるし、何しろお店の信用に関わってくるので「絶対に無い!」そうです。
そして、大量に仕入れる物なので使い回しをする必要もないとの事です。
ですので、使い回しについては、お店を信用してもいいのではと筆者は思いました。
マナーではどうなの?
ちなみに、和食のマナーで考えてみますと、「つま」を食べるのは正しいとされています。
といいますのも、つまは、生魚を食べた後の口内をサッパリさせて、次の食事を楽しむという意味合いがあるからです。
食べる派の意見で「刺し身と一緒に出されているものは、全て食べられるから」というものがありましたが、これは正しかったりします。
ですが、これだけ外食産業も盛んになり、お店によってこの「つま」の考え方や扱い方というのは変わってきます。
一応マナーではありますが、強制的に食べないといけないものではありませんので、その時の「つまのコンディション」を見て判断してみてくださいヽ(*’-^*)。
ちなみに筆者は、元々食べない派ですが、つまの海藻だけはコンディション次第で、モリモリ頂きます。
赤い海藻が大好きなのです♪
皆さんの「つま」に関する意見を紹介してきましたが、「そもそも、つまって何?」とひっそりと思っている人は多いのではないでしょうか?
次は、つまの種類や意味も調べましたのでご紹介いたします!
「つま」に関する情報も、そのまま見て下さいねd(^^*)
刺し身のつまの種類は?
つま
と聞くと、細く切られた大根を想像する方も多いと思います。
でも実はそれ、つまではなかったりするのですΣ(゚∀゚*)
ここでは、つまについてご紹介しましょう。
つまとは、「けん」「つま」「辛み」の3種のことを総称したもので、端や縁など意味します。
そういえば、刺し身に添えられているモノは、中央に来ることはありませんものね。
この3種を順に説明していきましょう!
けんとは、野菜を細く切ったものを言います。
大根が「けん」に当たりますね。
けんは、剣という意味がありますので細長く、そして鋭い状態にされているのです。
ちなみに、大根のけんは御品書き上では「白髪」と表記されるのだとか。
これは筆者初めて知りました。
大根以外にも、かぼちゃやキュウリ、ウドやニンジンなどの野菜を使うこともあるそうです。
多くの人が、大根のけんを見ることが多いと思いますので、こんなにも、けんで使う野菜があるだなんて思ってもいませんでした。
ちなみに、けんを刺し身の下に敷くのは敷きづまといい、スーパーなどでよく見かけますね。
つまは、刺し身の横や前(和食はメインの前に彩りを添えるのが一般です)に添えるものです。
野菜や海藻を使用します。
野菜でしたら芽ネギ、みょうが、菊や梅、ムラメ花穂あたりが一般的ですね。
海藻はトサカやワカメを見かけることが多いです。
文字から容易く想像できるかと思いますが、ワサビやショウガの事です。
刺し身のつまがある意味は?
このけんやつまは両方とも「食べるもの」として存在します。
ただ無意味に、お飾りとして添えられているわけではなく、ちゃんとした理由があってお刺身に添えられているのです。
では、一体どのような意味があるのでしょうか?
刺し身に添えられる意味は「毒消し」や「臭み消し」と考えられているようです。
昔は好んで食べていたとはいえ、生ものの扱いは勿論、毒消しについても慎重に考えられてきたのでしょう。
先人の知恵というものですね!
現代の外食などで、つまの効果を実感することは、そうそうないとは思いますが、確かに刺し身の後につまを食べると、口の中がサッパリします。
お刺身を食べた後に、臭いが気になったら、つまを食べてみてくださいね、結構癖になりますよ♪
筆者も、新鮮なけんが添えられてあったら頂いてみたいと思います!
まとめ
身近なものだということと、最近は魚よりも肉派の人も増えていることもあり、なかなか和食について、詳しく知ることがなくなってきたようにも感じます。
リーズナブルな居酒屋さんとかですと、確かに使いまわしなど疑ってしまいますしね(´-ω-`;)ゞポリポリ
でも、本来つまは食べるもの。
お刺身を頂く際に、この記事の事を想い出したら、食べることを検討してみてくださいね♪
最後までお読み頂き有難うございました。