口へんに夏という漢字「嗄」を見たことがありますか?
私が知識を知らないだけなのか、この漢字をはじめて知りました。
こういう漢字が存在していたのですね。
「嗄」の読み方や漢字の意味、使い方などを調べたのでご紹介したいと思います。
口へんに夏と声の嗄の読み方・意味・使い方・成り立ちは?
「嗄」の読み方は、さ・か(れる)・しゃが(れる)・しわが(れる)と読みます。
意味は、かれる、しゃがれる、しわがれる、声がかすれる、声がかれる。
この漢字の使い方は、読み方・意味と同じです。
声がかれる、しゃがれるという時に使います。
声がうるおいをなくしてかすれること、しゃがれるという意味です。
漢字の成り立ちを調べましたが、見当たりませんでした。
では、「かれる」という他の漢字の意味も紹介します。
比較してみましょう。
嗄れるの同音異義語の意味
枯れる
- 草や木が水分がなくなることで生命を保つことができなくなること。
花や葉が変色したり、落ちたりすること。 - 張りやみずみずしさがなくなり、勢いがなくなること。
- 人や技術が練れて、深みが増すこと。
円熟し、落ち着くことで、深い味わいが出てくること。 - 技術や製品など、それが登場し時間が経過し、問題点も出尽くして、解決も済んでいること。
最先端ではないけれど、不測の事態も発生しにくく、安定して動作すること。
他にも、いくつか意味がありますが、代表的な物を紹介しました。
涸れる
- 池や川、井戸など水がほとんどなくなることを意味します。
- 水気がなくなり乾いた状態のこと。
- 湿り気がなくなり乾燥すること。
- 感じたり、考えたりする力が減り出なくなること。
- 必要なものが足りなくなってくること。
駆れる
動詞の「駆る」の受け身形が一語化したもので、高まった感情に動かされることを意味します。
刈れる
草木や頭髪を切ることです。
このように、同じ「かれる」という読み方の漢字が色々とあり、意味もそれぞれ違いますね。
全く違う意味を持っていますし、興味深いです。
「嗄れる」は、のどがかれた時などに使うようで、普段から使う言葉ですが、漢字は使ったことがありませんでした。
しかし、その理由がわかりました。
嗄れるは常用外の漢字
「嗄れる」を調べると、「常用外」ということがわかりました。
常用外の反対は常用漢字です。
常用漢字表以外か常用外です。
常用漢字とは、日本語の読みや書きが混乱しないように普段からよく使う文字や、ないと不便な文字を選んだもので、常用漢字表に載せている漢字と読みのことが常用漢字と言われています。
公務員が公用文を作成する時や義務教育では、この常用漢字と常用外に束縛されますが、新聞社やマスコミ関係などでは、独自の漢字使用の基準があり、常用外の漢字も必要に応じて使うことは何も問題はないと言われています。
しかし、きっと私はこの漢字を学生時代に習っていませんし、その後の生活の中でも触れる機会がなかったのかもしれません。
せっかく、今回学べたので、これからは「嗄れる」を文字で書く時は、しっかり漢字で使っていこうと思います^^
嗄を使う漢字や言葉の意味は?
では「嗄」の文字を使う漢字や言葉を紹介します。
- 嗄声→はせい・させい
- 嗄れ→かれ
- 嗄ぶ→からぶ
- 嗄る→かる
等があります。
口へんに夏と声の嗄声の読み方と意味について
続いて、口へんに夏と声と書いて嗄声についてもう少し掘り下げてみます。
「嗄声」、はせい・させいと読みます。
上でも登場しています。
かせい・させいと読まれていますが、正しくは「させい」と読むようです。
どのような症状かと言いますと、声がハスキーになったり、かすれた声、声がれという表現をされることが多いですね。
嗄声は、生活習慣や病気、薬の副作用などが原因で起こることがあります。
大きな声を出し過ぎた時に、一時的に超えがかすれることはありますが、続く場合は、慢性声帯炎が疑われることがあります。
他の病気が原因のこともあるので、気になる場合は受診をした方が良い場合もあるようです。
もともと声がハスキーな知り合いが何人もいるので、個性だと思っていましたが、病気が潜んでいる場合もあるのですね。
口へんに夏と声と書いて(嗄声)の読み方や成り立ちのまとめ
「嗄」の成り立ちや豆知識をお話したいと思い、調べてたのですが成り立ちも豆知識も情報がありませんでした^^;
これも、やはり常用外漢字だからでしょうか。
せっかく知り得た漢字ですし、普段から使う言葉なので、今後は積極的に使っていこうと思いますし、使う人が増えれば色々な情報も調べやすくなってくると思うので、メールなどを打つ時は、この漢字を使い知り合いから少しずつ広めていきたいと思います。
漢字には、それぞれ意味があり、成り立ちの歴史もあります。
きっと「嗄」にも成り立ちがあるはずですが、使う人が少ないと、情報も調べづらいのですね。
今度図書館に行って詳しく調べてみようとも思いました。
少し中途半端なまとめ方になってしまいましたが、少しだけ知識が増えてくれていたら嬉しいです。