口へんに南という漢字をご存じでしょうか。
口へんに南で、「喃」という漢字になりますね。
見たことある!という方は、たくさんいるのでしょうか。
喃はナンと読みますが、その他の読み方や意味、使い方などを調べて紹介していきます。
口へんに南の漢字の読み方は?
では早速、口へんに南の漢字の読み方や意味などを紹介していきますね。
口へんに南と書いて「喃」ですね。
読み方は、音読みでダン・ナン、訓読みでは、しゃべる、のうと読みます。
意味は、しゃべる、ぺちゃくちゃとしゃべり続けるさまを言います。
また、もしもし等、人に呼び掛けたり同意を求めたりする時の声を意味します。
この漢字、ダン・ナン・しゃべる、のうと読むことはわかりましたが、パソコンやスマホで打っても変換ができません。
他の言葉で打つと変換できます。
一文字だけでは変換できないので、必要な時は、何か言葉で打って不要な文字を消すという方法が必要になることがわかりましたので、お知らせしますね。
では、先に進ませてもらいます。
喃を使う漢字言葉は?
喃語とは?
「なんご」と読みます。
喃語とは、乳児が発する意味のない声のことを言います。
言葉を獲得する前の段階で、声帯の使い方や発生させる音を学習していると言われています。
例えば「あー」とか「えっ」とか「あうー」など、母印を使用するクーイングから始まり、その後に多音節の音「ばぶ」などを発生するようになっていきます。
クーイングは、喃語には含みません。
喃語を使用していくことで、乳児は口蓋や声帯、横隔膜の使い方を学んで、精密な発生の仕方を覚えていくと言われています。
喃語、奥が深いですね。
赤ちゃんの言葉になる前の言葉を喃語ということは知っていましたが、こんなに奥が深いことは知りませんでした。
喃喃とは?
「なんなん」と読みます。
口数多くしゃへり続ける様子を意味しています。
他には、人を呼びかける時にいう言葉「もしもし」や、軽い感動を表す時に使う言葉「ああ」などの意味も持っています。
喃喃を調べていると関連している言葉として「蝶蝶喃喃」という言葉が出てきました。
「ちょうちょうなんなん」と読みます。
意味は、小声で親しげに話し合う様子を言います。
漢字がズラズラと4文字も並んで、はじめ驚きましたが、こういう言葉があるのだなあと、改めて学びました。
字喃とは?
喃を調べていくと、もう1つ言葉が見つかりました。
「字喃」で、「チュノム」と読みます。
チュノムは、ベトナム語を表記するために応用して作られた文字です。
このチュノムがいつ発生したのか議論があります。
ただ、ベトナム語と中国語とは別の言語があります。
固有名詞をはじめとしてベトナム語にしか存在しない単語を表記する需要が存在しました。
一般的に、チュノムとして紹介されることが多いものは、意味や音の似ている漢字を偏(へん)や旁(つくり)として組み合わせて新しい字を形成するものです。
チュノムについての解説は、まだまだありますが長くなることと、内容がとても難しいこと、今回の「喃」から離れてしまう内容だと思うので、ここまでとさせてもらいます。
もし、興味がある方は、ぜひ調べてみてくださいね。
喃の成り立ちや豆知識
喃について調べてきました。
成り立ちについても調べましたが、結果はわかりませんでした^^;
成り立ちは、形成とだけ書かれていました。
辞書にも載っておらず、これ以上は正直わかりません。
私の生活の中で「喃」は、「喃語」という言葉で使いますが、他の「喃喃」や「蝶蝶喃喃」という言葉は使ったことがありません。
聞いたこともないかも。
もしかすると、今後新聞を読んでいたり、読書をしたりする中で登場するかもしれないので、忘れないように覚えておくつもりでいますが…。
チュノムに関しては、今の私の生活には触れないことかなと正直思いましたが、漢字は中国語と日本語にのみ関係してると思い込んでいたのですが、ベトナム語にも関係していることを知り、これは新しい発見でした。
まとめ
普段、使うことのない漢字であるかもしれない「喃」ですが、これから新しく情報が入るかもしれないので、アンテナを張って生活をしていこうと思います。
ニュースなどで知らないことを知れたりすることもありますし、辞書やネットなども使って知識を増やしていけたら良いですね。