寝ていると片方だけ鼻がつまる事ってないですか?
もちろん、鼻が両方ともつまってしまったらそれこそ大変ですが、片方だけの鼻づまりと言うのはとても気分の悪いものですよね。
でも、どうして片方だけ鼻がつまるのでしょう?
実は、片方だけ鼻が詰まるのは、ある意味「当然のこと」であり、でも、そうでない場合もあるんです。
なかなか、ややこしいですよね。
本日は、片方だけ鼻づまりがおきる時の解消法を7つと、鼻づまりに効くおすすめのツボなどについてまとめてみました。
片方だけ鼻づまりが起きた場合の解消法は?
片方だけ鼻づまりが起きた場合に、すぐに出来る「簡単解消方法」をお伝えします。
つまっている方を上にして横になる
簡単ですが、即効性があります。つまった鼻の中の粘膜の血液が流れる事により浮腫みがとれます。
鼻をかむ
鼻をかまずにすすっている人はいませんか?
すすっていると副鼻腔と言う、空洞の場所に鼻水が溜まってしまいます。
しっかりと鼻をかんでみましょう。
鼻をかむ時は、必ず片方ずつかむようにして下さいね。
両方かむと耳に圧力がかかり負担をかけてしまいます。
鼻うがいをする
鼻の中を洗います。
ぬるま湯を鼻から吸い込み、鼻の中を洗ってみましょう。
これだけでも、随分すっきりしますよ。
少し塩を入れて下さいね。
呼吸法を工夫する
深く息を吸い、ゆっくりと息を吐き出した後、鼻をつまんで頭を上下にゆっくりと動かすと効果があります。
「もう我慢できない」というところまで続けてみましょう。
鼻を温める
温かいタオルを鼻にかけるのが効果的。
これなら、どこでも出来ますね。
ペットボトルをわきに挟む
「ペットボトルを脇にはさむ」と言うのは、つまっている鼻と反対側の脇のしたにペットボトルを挟んで圧力をかけると言う方法。
ちょっと面白い方法ですね。
ペットボトルを挟んだ反対側の交感神経が刺激されて、一時的に鼻づまりが解消されます。
ペットボトルは500mlの空の物を使用します。
両方いっぺんに挟んだり、強く挟んだりしないように注意してください。
鼻づまり専用のスプレーを使用する
鼻づまりの症状が続く場合は、薬を使用してみるのも良いのですが、頻繁に使うと効果が薄れてきますので注意が必要です。
色々な方法がありますので、試してみてください。
次に、鼻づまりに効くツボについて見てみましょう。
鼻づまりに効くおすすめのツボは?
鼻づまりに効くツボは、小鼻のわきにある「迎香」と言うツボです。
「香りを迎える」と言う、分かりやすい名前ですね。
鼻がつまったときには、小鼻のわきにある「迎香」を押してみてください。
ツボがあるところは、「少しくぼんでいる」「押すとちょっと痛い」ところです。
動画を見ながら、試してみてくださいね。
最後に、原因を見てみましょう。
片方だけ鼻づまりがおきる原因は?
みなさん、なんとなく、両方の鼻で呼吸していると思っていませんか?
実は、鼻は片方だけ、交代しながら空気を通しているんですね。
ネーザルサイクル
鼻は、1時間から2時間くらいの周期で、片方ずつ交互に呼吸しています。
片方の鼻が呼吸している間は、もう一方の鼻は「お休み」です。
このサイクルのことを「ネーザルサイクル」と言います。
使われていない方の鼻の穴は、若干鼻づまり状態になります。
それが、交互に繰り返されているわけです。
この場合には、「どちらか一方だけが常に」詰まっていると言うことは、考えにくいことになりますね。
「どちらか一方だけが常につまっている」と言う場合には、次のことが考えられます。
鼻中隔湾曲症
もともと、人間の身体は完全な左右対称ではなく、鼻の穴も左右で違っています。
ただ、鼻の穴をわける真ん中の仕切り「鼻穴隔」の湾曲がひどい場合には、狭い方の鼻だけが詰まりやすいと言うことが起こります。
これは、「鼻中隔弯曲(わんきょく)症」と言われ、湾曲の度合いによっては「手術」が必要になることもあります。
片方だけの鼻づまりが極端な場合には、耳鼻科を受診しましょう。
歯性上顎洞炎
「しせいじょうがくどうえん」と読みます。
最近、「片方だけの鼻づまり」が「新型鼻づまり」として話題になっています。
4人に1人が、なると言う「新型鼻づまり」は、「まさかの現代病」とも言われているんです。
硬いものを食べる機会の少ない現代人は、上あごの骨が薄く・痩せた状態です。
この「歯槽骨」が薄くなると、歯の根っこが副鼻腔に飛び出してしまうとか。
今では、4人に1人は、歯が副鼻腔のほうに飛び出しているそうです。
この状態で、虫歯の治療を怠り、虫歯の状態が長く続いていると、「歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)」になってしまう可能性が高くなります。
「歯性上顎洞炎」の場合は、片方だけの鼻づまりに加えて「上あごの奥歯が痛い」のが特徴です。
この場合には、歯科・口腔外科と耳鼻咽喉科の両方がある病院の受診が必要です。
副鼻腔炎、ポリープ
両方の鼻が詰まったり、片方だけずっと詰まっていると言う場合には、「副鼻腔炎」の可能性があります。
この炎症を放っておくと、鼻にポリープができて、鼻づまりが更に悪化します。
早めに、耳鼻科を受診するのがおすすめです。
まとめ
本日は、片方だけ鼻がつまった時の解消法を7つお伝えしましたが、いかがでしょうか?
では、振り返ってみましょう。
- つまっている方を上にして横になる
- 鼻をかむ
- 鼻うがいする
- 呼吸法を工夫する
- 鼻を温める
- ペットボトルをわきに挟む
少しでもご参考になりましたでしょうか?
鼻がつまるととても「不快」ですが、わりと軽視されがちではないでしょうか。
でも、片方の鼻だけが詰まるときには、大変な病気が隠されている場合があるんですね。
身体の不調は、何かの「サイン」です。
長い間続くというのには、やはりそれなりの「原因」があります。
「鼻がつまっているだけだから」などと軽く見ずに、場合によっては、たくさんの診療科がある総合病院に行くことも必要になってきます。
気になることがあったら、早めに医療機関を受診することが大切です。
もちろん、何もなければ、安心できますね。