五月人形は誰が買う?関東や関西など地域の違いはあるの?
2016/12/17
男の子のいるご家庭では必ずと言っていいほど購入を考える五月人形。
ご近所の方も男の子が産まれたので五月人形の購入を考えているのですが、双方のご両親が自分たちが買いたいという意思表示をされているみたいで困ってました。
どちらのご両親もお孫さんの事を思っての事なのですが^^;
そこで、一般的には誰が買うべきとか決まってるのか?
また、住んでいる地域によって違いがあるのか?
その疑問を解決していきたいと思います。
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関東と関西などで地域の差はあるの?
関東では?
父方のご両親が買うことが一般的のようです。
地域のよって多少の違いはありますが、子どもの両親が買うのではなく、子どもと親に選ばせてどちらかの祖父母がお金を出すというケースが一般的になっています。
関西では?
父方、母方、双方の両親が買うことが一般的です。
関東のように必ずどちらかの方という決まりはないようですが、こちらでも祖父母が買うことが普通と言ったような感じです。
地域によって違いはありますが、だいたいこのような感じだと頭に入れておくとよさそうです。
関東・関西と言う大きな地域でみると、差はあまり感じられませんでした。
細かい地域で見ていくと、それぞれの風習があるのかもしれません。
どうして両親が買うということになっていないの?
昔は、子どもが結婚しても、嫁ぎ先の両親に遠慮して嫁いだ先になかなか会いに行けなかったそうです。
今はかなりの頻度で会いに行く両親もいるほどですから不思議な話ですよね。
そこで会いに行く理由作りのために節句や宮参りのときのお祝いの品を用意して会いに行ったというのが始まりで、それが現代で習慣になっていったそうです。
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現代でよくある話としては、両家の祖父母のどちらが五月人形を買うかで揉めて喧嘩になったというケースや、逆に話し合いがなかったせいで買ったあとに母方の祖父母から送られてきたパターンもよく見られます。
どちらの両親が買うか、よく話し合いをして決めることが一番大切なことですね。
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今回、調べていくうちに、夫が自分の五月人形があるから購入しなくてもいいと言う場合も見られました。
それについても調べてみる事にしました。
夫のおさがりでもいいの?
おさがりを使う家庭も増えているようですが、基本的に節句の人形は1人1つと言われています。
それはなぜかというと、その子どもの厄を人形が受け取るという役割があるからです。
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でも1人1つだと兄弟が多いときなどに収納場所に困りますし、そんなに大きな買い物をする必要はないと考える家庭が多くなっていることも事実です。
そんなときは、メインの人形のみ受け継ぎ、脇の飾りなどを新しく買うなどの方法を使うといいそうです。
兄弟が多い家庭などは、一番上の子どものときにメインの人形を買い、次の子どものときには縁起のいい人形を買い足すという方法もいいですね。
人形全てを受け継ぐわけではなく、少し新しいものを買い足すだけでもいいということですね。
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次は、そもそも五月人形はなぜ飾るのかを見てみましょう!
五月人形飾る意味は?
端午の節句は、奈良時代に宮中で行われていました。
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その後、武家社会で鎧や兜などを梅雨入り前に手入れの為に出すようになり。
江戸時代初期に武士の間で男子の誕生を祝い、一族繁栄の為に鎧や兜を飾るようになりました。
その頃の庶民はまだ紙の武者人形や鎧兜を飾っていました。
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そして、江戸中期の元禄時代になって町民が豊かになる頃、武者人形などが庶民の家でも飾られるようになったようです。
現在では、鎧や兜の身を守るという役割から健康を願い、武者人形は英雄達にあやかり厄除けとして飾るようになっています。
最後に…
調べてみると、自分たちが購入と言うよりも、どちらかの祖父母が用意してくれるという場合が多いようです。
地域での差は、あまり無いように感じました。
悩んでいたご近所の方は、ご主人のご両親が兜を、妻側のご両親が鯉のぼりをと分けて購入する事に落ち着いたようです。
端午の節句は子供が災いをさけて将来の幸福を願うものですから、家族皆さんが幸せになれる日でありたいですよね。