ヘルパンギーナの症状は?大人も感染!免疫力低下に注意
2016/12/02
「ヘルパンギーナ」という名前を聞いたことがありますか?
ヘルパンギーナは夏風邪の一種で、同時期に流行する手足口病と比べると患者数は少ないものの、油断できない病気です。
高熱が出る病気ですので、お子さんがいるご家庭は特に知っておきたい病気ですね。
そして、子供が感染するというイメージが強い病気ですが、子供を看病している間に大人も感染すると言う事も考えられます。
ヘルパンギーナの症状をチェックして早めに対処する事が早期治療と感染予防になります。
本日は、高熱が出る夏風邪、ヘルパンギーナについてご説明します。
最初にヘルパンギーナの症状についてご説明しますね。
ヘルパンギーナの症状は?
ヘルパンギーナは乳幼児によく見られる夏風邪で、6月下旬から8月いっぱいにかけて流行します。
これらの症状が出たら注意が必要です。
原因はなに?
ヘルパンギーナの原因となるのは「エンテロウィルス」という名のウィルスです。
このウィルスは腸管で増殖します。
少し専門的な内容になりますが、エンテロウィルス群の中のA群コクサッキーウィルスと呼ばれるウィルスによってヘルパンギーナが発症することが多いようです。
ヘルパンギーナの原因となるウィルスはわかったものの、気になるのは感染経路ですよね。
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これらが挙げられます。
ウィルスが体内に入った場合、ヘルパンギーナの症状が発生するまでの潜伏期間は、一般的に2日から5日程度と言われています。
その後2日から4日程度にかけて症状が見られ、その後回復期へと移行します。
ですがこの回復期も他人に移ってしまう期間ですので、周囲は警戒が必要です。
回復期は症状が発症してから3週間程度と言われており、長い期間2次感染の対策が必要となります。
大人がかかったら?
ヘルパンギーナは乳幼児を含む子供に多い感染症と紹介しましたが、大人が感染したらどのような状態が予想されるのでしょうか?
ヘルパンギーナは子供だけの病気ではなく、発症した子供を看病した親にもかかってしまう可能性が充分あります。
そして、大人が感染した場合は子供よりも症状が重くなります。
そして発症している期間が子供よりも長い傾向にあるようです。
熱は子供と同様に39度から40度と高熱が続きますが、口内にできる水泡の痛みが子供の感じる痛みの比ではないようです…。
対処方法は?
とにかく問題となるのは喉の痛みだと思われます。
つばを飲み込むのですら辛い症状ですので、そうめんやプリンやゼリー、アイスクリームなどの飲み込みやすいものを与えます。
また水分の摂取すらも拒む場合があるので、脱水症状に気を付けましょう。
ヘルパンギーナを治す薬は今のところなく、親のケアが重要だと思います。
予防方法は?
ウィルスの感染を防ぐには、日常生活において下記の事に気を付けると効果的です。
また、大人の場合はヘルパンギーナにかかりにくいものですが、疲れてたり免疫が落ちていたりするとかかってしまいます。
子供の看病をする場合には親の体調も整えましょう。
感染経路を考慮し、マスクの着用やうがい手洗いを小まめにすることが予防策として挙げられます。
また、乳幼児の場合はおむつを変えるときも注意深く行います。手袋とマスクを着用し、手洗いうがいを念入りに行います。
まとめ
子供も大人もかかると怖い病気、ヘルパンギーナ。
特に乳幼児がこの病気にかかってしまうと深刻になってしまいますね。
高熱や、喉を痛がったりしたら要注意です。
ヘルパンギーナにかかってしまったら、薬はないからといって親の判断で自宅療養せずに、早目に小児科へ連れて行きましょう。
大人がかかると、更に悲惨な症状を発症することがあるので、子供がヘルパンギーナに感染したら家族全員が気を付けてくださいね。
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