少し暑くなると毎年スーパーなどで出てくる「梅」。
梅が並ぶと梅シロップ作りをする人もきっと多いことと思います。
筆者も、この時期になると梅シロップを毎年作ります。
梅シロップ作り自体はとても簡単ですが、多くの人が作っている最中に発生するカビに悩まされているようです。
今回はカビの生えにくい梅シロップの作り方をご紹介します!
まずは、梅シロップ作りに必要な材料と用意するものを見てみましょう♪
開くと目次へ
材料・用意するもの
梅は、扱いやすい量で載せました。
<材料>
- 青梅・・・1㎏
- 氷砂糖・・・1㎏
<用意するもの>
- 4L瓶・・・1個
大型のスーパーやホームセンターで手に入ります。
蓋がきっちり締まる物を買いましょう。
- 竹串・・・2~3本
梅のヘタを取り除くのに使います。竹製を選びましょう。
下処理の仕方は?
瓶の消毒方法
瓶を消毒します。
瓶に熱湯を少量注ぎ入れ、傾けながらまわします。
お湯を捨て綺麗な布巾で拭き、瓶の口を下にして乾燥させます。
この時、完全に乾燥させるようにしましょう。
梅の下処理
- STEP1青梅を洗います。流水で綺麗に洗いましょう。
洗剤などは使わず、水だけで洗います。 - STEP2あく抜きをする。2L以上のたっぷりのお水に着けてあく抜きをします。
1時間~2時間が目安です。 - STEP3水気をふき取る
綺麗なタオルであく抜き済みの青梅を拭きます。
きっちり水気が残らないように拭きましょう。 - STEP4ヘタを取る。
青梅のヘタを竹串で丁寧に取り除きます。
こうすることで仕上がった梅シロップがさわやかに仕上がります。
下処理をしっかり行う事で、美味しい梅シロップが出来ます^^
カビの生えにくい梅シロップの作り方
いよいよ梅シロップづくりに取り掛かります。
- STEP1寝かせる下処理が済んだ青梅をビニール袋などに入れて
冷凍庫で一晩以上寝かせます。
冷凍庫に入れると梅の繊維が壊れてエキスが出やすくなるそうですよ! - STEP2氷砂糖を入れる消毒済みの瓶に半分の量の青梅を置くようにして入れます。
その上に半分の量の氷砂糖振り入れます。梅と砂糖を交互に入れてください。残りの青梅も丁寧に入れ、更にその上に残りの氷砂糖を入れます。
- STEP3保存する
冷暗所で保存します。
砂糖が溶けやすくなるように毎日瓶を揺すると良いです。カビ防止に瓶はよく振りましょう。
常に青梅が氷砂糖の液に浸っている状態が望ましいです。
梅シロップは冷暗所で保存するのが望ましいですが、高温多湿になりそうでしたら冷蔵室で保管すると良いと思います。
ですが、この場合は砂糖が溶けづらくなる可能性があります。
そして、酢を50ml程度加えるとカビの防止になるそうですよ!
- STEP4弱火にかける
目の細やかな布で梅シロップを漉(こ)します。
鍋に入れ、15分くらい弱火にかけます。
アクを丁寧に取り除きます。
絶対に沸騰させないようにしましょう!
冷ましたら美味しい梅シロップの完成です。
時間は掛かりますが、案外簡単に出来ますね(v´∀`*)
保存方法
カビを絶対に生やしたくない場合は、冷蔵庫で保存します。
冷蔵庫が難しい場合は冷暗所で保存します。
冷暗所とは、直射日光が当たなく、湿度の低い所です。
例えば、床下収納や玄関、ベランダなど。
乾燥材があれば尚よいと思います。
その家の状態によるので最適な場所を見つけてくださいね。
発酵してしまうので密封して保存することを強くお勧めします。
上手く保存が出来れば、1年間もたせることが出来ますよ。
カビが生えてしまったら?
カビが生えてしまったら(*゚Д゚*)ェ…
残念ながら、カビ毒が梅シロップ全体に回っている可能性がありますので破棄した方が良いです。
素人目で判断をするのはとても危険ですのでやめましょう。
梅シロップを使ったレシピ
<梅ジュース>
梅シロップは、そのままだと濃いので、4倍程度に薄めて、お水、もしくは炭酸水などで割って下さい。
また、牛乳1カップに梅シロップ大匙1だと新しい美味しさと出会えるそうです。
焼酎のお湯割りに少し加えたり、かき氷にかけたりゼリーを作ったり…
色々なことに活用できそうですね!
・梅シロップで梅ゼリー
材料
5縲鰀6人分
梅シロップ 180cc
ゼラチン 10g
湯 520cc
水 大さじ2縲鰀3杯ゼラチンを大さじ2縲鰀3杯の水に振り入れ、よくふやかしておきます。
お湯520ccの中へ”1”を入れ、よくかき混ぜてから、あら熱をとります。
その中へ、梅シロップ180ccを入れ、混ぜ合わせます。
適当な容器に入れて、冷蔵庫で冷やして固めます。
(中日本氷糖株式会社)
想像するだけで美味しそうですね、梅ゼリー。
梅ゼリーをグラスに入れて、上からサイダーを注ぐと爽やかなおやつになります。
いつものちらし寿司やいなり寿司に梅シロップを入れてみるのも風味が変わって美味しそうです^^
梅の栄養
梅の主成分はクエン酸を含む有機酸です。
この有機酸が疲労を感じる原因となる乳酸を分解し、疲労を体の中に溜めることを防いでくれます。
こういった効果から、梅を食べると疲労回復を期待することができます。
また、クエン酸にはカルシウムやマグネシウムの吸収を助ける効果もあります。
梅は食欲を増進させ殺菌や防臭、利尿効果もある優れた食材なんですよ!
梅は風邪予防にも効果があると言われています。→梅干しの効果で風邪予防!
※青梅の生食はカロテンやカリウム、ビタミンも多く含みますが中毒を起こす場合もあるので避けたほうが良いでしょう。
まとめ
最後にカビを作らせない方法のおさらいをしておきましょう♪
- ①瓶をしっかりと消毒し、青梅の下処理もきっちり行う事。
- ②常に青梅が氷砂糖の液に浸っている状態になるように、毎日瓶を揺する事。
- ③一か月経ったら、梅は腐ってしまうので取り除く事。
- ④冷蔵庫または、冷暗所で保存する事。
こちらを行って頂いたら、カビの発生はかなり防げると思いますヾ(´∀`○)ノイェーイ♪
なんだか梅ジュースが飲みたくなってきました!
栄養も豊富でさっぱりとした風味が夏を感じさせる梅。
今年の初夏は、そんな梅のシロップをカビに気を付けながら作ってみませんか?