雨水という言葉を聞いたことがありますか?
雨水は「うすい」と読みます。
私は、子供のおひな様を飾る時期について調べていた時に雨水という言葉を知りました。
その時に雨水を知ったのですが、詳しくは知らないので調べてみようと思います。
また雨水の候の使い方や例文も紹介しますね。
雨水とはいつ?
2019年の雨水とは、2月19日(火)です。
二十四節気の1つで毎年同じ日ではありません。
太陽黄径330度の日が雨水になるので、年により前後します。
ですから、だいたい2月19日頃と覚えておいて、詳しくは暦で確認すると良いと思います。
雨水の意味は?
雨水は立春から数えて15日目頃です。
それまで空から降るものは雪でしたが、その雪から降るものが雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味があります。
雨の水と書いて雨水ということから、そういう意味があるのですね。
草木が芽生える頃でもあります。
農耕の準備を始める目安とされている日でもあります。
春一番は、この時期に吹きます。
そうは言うものの、まだまだ本格的な春が訪れるのは先の話で、大雪が降ることもありますよね。
三寒四温を繰り返しながら、少しずつ春に向かっていくのですね。
三寒四温とは
三寒四温とは、文字の通り。
3日間寒い日が続くと、その後4日間くらい暖かい日が続き、これを繰り返しながら少しずつ少しずつ暖かくなり春へと向かっていくという意味です。
よく天気予報でも三寒四温という言葉を使われていますよね。
子供にも三寒四温について聞かれたことがあるので、説明すると理解できたのかわかりませんが、天気予報を見ながら納得している様子です。
雨水にひな人形を飾る風習もあります。
この日に飾ると良縁に恵まれると言われているそうですよ。
雨水の候の使い方と例文
続きまして、雨水の候の使い方と例文を紹介します。
雨水の候とは
まず、雨水の候とは?から紹介します。
雨水の候とは、時候の挨拶に使う言葉です。
読み方は「うすいのこう」です。
「あまみずのこう」と訓読みで読んでも間違えではないようですが、時候の挨拶に使う言葉は基本的に音読みで読むものなので、「うすいのこう」と読む方が無難です。
雨水の候の意味
雨水の候とは、雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める季節になりましたという意味です。
冬の間は、雪が降っていたけれど、だんだんと暖かくなってきて、雪ではなく雨に変わるようになってきました。
冬から春へと季節が移り変わる気候を表している時候の挨拶です。
雨水の候を使う時期
2019年の雨水の候の時期は、2月19日(火)~3月5日(火曜日)
雨水の候を使う時期は、二十四節気の期間2月18日前後から3月4日前後となります。
雨水の日から、次の節気の啓蟄の前日まで使えます。
二十四節気は、毎年同じ日ではないので、毎年確認が必要となりますが、だいたいこのくらいの日にちと覚えておくと目安になりますね。
それでは、簡単な例文をご紹介します。
拝啓 雨水の候、〇〇様にはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます。
これは個人宛の場合です。
個人に宛てて書く場合の基本的な書き方です。
目上の方に書く場合は、「拝啓」や「謹啓」「謹呈」などを使います。
拝啓 雨水の候、貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと大慶至極に存じます。
これは、ビジネス文書です。
ご発展のところを、ご清祥という言葉にするのも無難で良いかもしれません。
ビジネス文書は、この書き方で問題ないと思いますが、個人宛の場合少し硬いイメージと感じるようでしたら、本文の書き方で柔らかくすると良いかもしれませんね。
ビジネス文書も個人宛の手紙の場合も共通していることは「頭語」+「時候の挨拶」+「案指を気遣う言葉」を組み合わせ、本文に移ります。
季節の変り目で体調を崩しやすい時期なので、相手の体調を気遣う言葉を加えましょう。
また、雨水の候の期間は、2月から3月へと月が移ります。
ですから、例えば2月の場合は、まだまだ寒さが続きますし、3月になると春の兆しが見え始める頃なので、同じ雨水の期間でも2月か3月かに合わせて手紙に書き加える言葉変えるのも良いと思います。
2月の場合
なお厳しい寒さが続きますが~と書き加えてみてはいかがでしょうか。
3月の場合
寒さもゆるみ、ようやく春めいてまいりました~と書き加えると良いかもしれませんね。
ただし、これは例です。
その年により寒い期間が長く続いたり、反対に早くから暖かくなるのが早い年もあるかもしれませんので、その年の気候に合わせてアレンジしてくださいね。
最後に
雨水は、冬から春へと移り行く時期です。
手紙を書く時は、季節を感じながら一言添えると印象がグンとアップするかもしれません。
相手を気遣う気持ちを忘れずに添えると、また素敵な手紙が書けると思います。