秋分の日や春分の日という言葉を聞いたことがありますか?
カレンダーに書いてありますし、祝日なので学校やお仕事が休みでハッピーな日という捉え方をされている方も多いかもしれませんね。
せっかくのお休みでハッピーな日はいつなのか?違いなども知りたいと思い詳しく調べてみることにしました。
開くと目次へ
秋分の日と春分の日はいつ?違いは?
秋分の日も春分の日も、どちらも毎年同じ日ではありません。
だいたい同じ頃ですが、前後する年もあります。
そこで2018年~2030年までの秋分の日と春分の日を一覧にまとめます。
2019年→春・3月21日(木) 秋・ 9月23日(月)
2020年→春・3月20日(金) 秋・9月22日(火)
2021年→春・3月20日(土) 秋9月23日(木)
2022年→春・3月21日(月) 秋・9月23日(金)
2023年→春・3月21日(火) 秋・9月23日(土)
2024年→春・3月20日(水) 秋・9月22日(日)
2025年→春・3月20日(木) 秋・9月23日(火)
2026年→春・3月20日(金) 秋・9月23日(水)
2027年→春・3月21日(日) 秋・9月23日(木)
2028年→春・3月20日(月) 秋・9月22日(金)
2029年→春・3月20日(火) 秋・9月23日(日)
2030年→春・3月20日(水) 秋・ 9月23日(月)
このように先まで決まっています。
ちなみに、春は春分の日、秋は秋分の日と捉えてください。
日にちがわかったところで、春分の日と秋分の日の違いも知りたいと思いませんか?
春分の日と秋分の日の違いは?
先に違いをご紹介します!
春分の日は春のお彼岸にお中日に当たる日で、冬と夏を分ける日で、秋分の日は、秋のお彼岸のお中日に当たる日で、夏と冬を分ける日となります。
それでは、違いの理由を見てみましょう。
春分の日も秋分の日も、お彼岸のお中日にあたる日なので、お墓参りをされる方も多いかもしれませんね。
また、どうやらお墓参りに関係している日のようです。
説明を続けさせてもらいます。
春分の日
「自然をたたえて生物をいつくしむ」という趣旨のもとに、1948年制定された国民の祝日です。
この日を境に日照時間が長くなっていきます。
昼間の時間が長くなっていくのですね。
秋分の日
「先祖を敬い召された人たちを偲ぶ」という趣旨のもとに1948年制定された国民の祝日です。
この日を境に日照時間が短くなります。
昼間の時間が短くなっていくのですね。
春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さが同じになると言われています。
このことについては、後で詳しく説明させてもらいますね。
これらを踏まえて、春分の日と秋分の日の違いは、それぞれの日を境に昼間の時間が長くなっていくのが「春分の日」で、昼間の長さが短くなっていくのが「秋分の日」となります。
「春分の日」は、冬と夏を分ける日で、「秋分の日」は、夏と冬を分ける日ということが名前からもわかりますね。
確かに「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言われてきたのは、こういうことなのですね。
どんなに冬が長く寒くても、春のお彼岸頃からは暖かい春がやってきて、どんなに暑くて残暑が厳しくても、秋のお彼岸頃には涼しく秋になっていくという意味ですが、本当に毎年そうだなあと思います。
これらのことから、「違い」は、春分の日は春のお彼岸にお中日に当たる日で、冬と夏を分ける日で、秋分の日は、秋のお彼岸のお中日に当たる日で、夏と冬を分ける日となります。
似ているようで、季節は反対になっていくのですね。
春分の日と秋分の日の決め方
続いて春分の日と秋分の日の日にちの決め方についてです。
毎年だいたい同じ日だけれど、前後する年もあるという話を先ほどしました。
国民の祝日は、毎年同じ日のものが多い中、なぜ秋分の日と秋分の日は毎年違うのでしょうか。
秋分の日も、日本の国立天文台が決めています。
国立天文台が算出した定気法により秋分日を基に閣議決定されています。
毎年2月のはじめの平日に翌年の暦をまとめた暦要項として菅報に告示されます。
秋分の日も春分の日と同じ理由で毎年同じ日ではありません。
春分の日と秋分の日のエクセル計算式です。
春分の日 = int(20.8431+0.242194*(年-1980)-int((年-1980)/4))
秋分の日 = int(23.2488+0.242194*(年-1980)-int((年-1980)/4))
(intは整数値)
ただし、注意が必要です。上記の式は1980~2099年まで。参考サイト:はい!電算室です。
なぜ一定ではないのか?
春分の日が毎年同じ日ではない理由です。
それは、うるう年と同様な原理が働いているからです。
地球の公転は、365日と約6時間かかります。
ですから毎年春分点を太陽が通り過ぎる時間がズレます。
このことから春分の日は毎年同じに必ずなるとは言えないのです。
昼と夜の長さは違う
よく、春分の日や秋分の日は、昼と夜の長さが同じと言われています。
先ほど少し触れましたね。
よく天気予報などでも、春分の日や秋分の日は「今日は、昼と夜の長さが同じです」なんて聞いたことがあるかもしれません。
しかし、実はコレ、天文学上では夜と昼の長さが同じという意味なんです。
難しい話になりますが説明させてもらいます。
日の出と日の入り(日没)の定義は、それぞれ太陽が東の水平線上に顔を出す瞬間・太陽が西の水平線上に完全に沈んだ瞬間となっています。
太陽が、顔を出す瞬間から太陽の一部が西の水平線に接した瞬間を日没とするならば、昼と夜の長さは同じになりますが、定義はそうはなっていません。
ですから、実際は完全に太陽が沈むまでの数分間だけ、太陽の大きさ分が昼の方が長くなります。
まとめ
秋分の日と春分の日は、いつか?
毎年違う理由、本当は昼と夜の長さは違うことなどをお話させてもらいました。
少しでも参考になったら嬉しいです。