ストーブやヒーターを片付けたい!残った灯油の抜き方は?
2018/06/30
冬の暖房は、どのようなものを使っていますか?
私は電気ストーブもしくかエアコンを使用しています。
実家では石油ファンヒーターを使っていて、春になり灯油が残ったときに、どう対応したら良いのかと聞かれたので調べてみました。
ストーブやヒーターの残った灯油の抜き方や正しい片付け方をしっかり学んで、実家の両親に教えました^^
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残った灯油の抜き方
では、まず1つ目の疑問からですね。
冬の間に使い切れずに残った、灯油の抜き方を紹介したいと思います。
基本は使い切る
これが一番簡単な方法です。
春、暖かくなって、もうストーブはいらない、片付けようという季節になったらファンヒーターをつけて灯油を使い切るという方法です。
戻すのではなく使い切るのです。
確かに簡単ですよね。
でも、無駄に使うのもどうなのでしょうか。
ここからは体験談です。
洗濯物を乾かすために使う
私の実家では、梅雨時になると洗濯物が乾かなくなるので、その時期までストーブは片づけずに、残った灯油を使い切ることと洗濯物を乾かすという目的でファンヒーターを使います。
これでだいたい使い切っていたようです。
庭やベランダで使い切る
それでも残ってしまった時には、庭やベランダなどでつけて使い切っていることも見たことがあります。
もったいないなあと子供ながらに思っていましたね。
ポンプで戻す
さて、大量に残っている場合は、ポンプを使って戻すことは可能です。
冬が終わりに近づいたら、あまり満タンに入れないようにして様子を見ながら入れていけば、春になったときに戻す作業も大変ではなくなると思います。
ところが、最後の最期、ファンヒーターの本体の底の灯油を抜くことが必要になってきます。
続いて説明させてもらいます。
ファンヒーターの片付け方
まず残った灯油はスポイトで取って戻します。
これが基本です。
取れなかった灯油に関しては、先ほどもお話させてもらいましたが、洗濯物を乾かすために使ったり、どうしても暑くなっても残ってしまった場合は室内では使えないので、庭やベランダなど、外でつけて使い切ります。
ここまでは、なんとかできると思います。
ここからが本題です。
ファンヒーター本体の底の灯油を抜く手順を紹介しますね。
- カートリッジタンクを本体から出します。
- 本体底面にあるタンク受けフィルターを取り出します。
- 底に溜まった灯油をヒーターを購入した時についていたスポイトを使って取り出しガラス瓶に移します。
- タンクの中から空っぽになるまで繰り返してください。
もしスポイトを紛失したり、もともと付属していないということもあると思います。
そのような場合は、100円ショップなどでも売られているのでそれらを購入して使ってください。
これで最後まで取り切ります。
続いて、キレイに片付ける方法です。
ホコリ等をキレイにして片付け
さて灯油が空っぽになったら、キレイにして片づけます。
灯油が抜け切れたらボロ布やキッチンペーパーなどを使って拭き取ります。
続いて、油フィルターの掃除の仕方です。
油フィルターは、水やゴミを通さずに、灯油のみ通りやすくできているそうです。
この作りからも、水では洗わない方が良いです。
方法としては、キレイな灯油ですすぎ洗いをしてゴミを取り除く方法が適していると思います。
ゴミをキレイに取り除いたら日陰で干して乾燥させます。
フィルター掃除は、掃除機などを使ってホコリを吸い取る程度で良いでしょう。
もし汚れがひどい時は、洗剤などを使って浸け置きして洗うと良いですね。
いよいよ本体です。
硬く絞った布で水拭きをして終了です。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて拭き取ると良いようです。
残った灯油はどうするの?
さて、灯油を取り除き、キレイに掃除もして片付ければ終了となりますが、取り除いた灯油・使い切れずに残った灯油はどうしたら良いのでしょう?
使い切らなかった灯油を一般家庭で保管するのは、あまりよろしくないと言われています。
灯油を長期間保管する場合、専用のオイル感を使って保管することが良いと言われています。
来シーズンまでポリタンクで保管すると変質してしまう可能性が高いので、そのシーズン中に使い切る、または処分する方が良いです。
処分する際は、排水溝から流さないでください。
くれぐれもダメですよ~。
↓灯油の処分については、こちらにまとめています♪↓
灯油の処分方法は?少量残ったり余った場合は持ち越す?
灯油をファンヒーターに入れっぱなしだとどうなるの?
もし冬が終わっても、そのまま灯油を抜かずに入れっぱなしで1年間放置しておいた場合、翌シーズンにそのまま使えるのでしょうか。
それは、避けたいところです。
灯油は、1年以上放置しておくと成分が変質し、そのまま使うことでファンヒーターの故障の原因にもなりまねませんし、不完全燃焼を起こして一酸化中毒になる可能性もあり、とても危険です。
まとめ
冬が終わってファンヒーターを片付ける時は、灯油を本体から抜いてください。
ポンプを使えば、無理なく吸い取ることができると思います。
残ったものは、排水溝に流さず、正しく処分してくださいね。