子供がとびひになった!どんな時にうつるの?
2016/12/16
子供が寝ながら腕を掻いるので、見てみると赤いポツポツが。
そのうち、肌に水泡(水ぶくれ)が出来たなぁと思っていたら…
あっという間に全身に広がった!
もしかしたらそれは「とびひ」かもしれません。
とびひはうつる病気だと思うけど。
何に気を付けたらいいのか気になり、調べてみました。
まず、とびひの症状を確認してみましょう。
とびひってどんな症状?
とびひの正式な名前は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。
人がもともと持っている細菌が、傷口などから入り込むことで発症する皮膚の病気です。
水ぶくれなどの症状が、あっという間に全身に広がっていきます。
その様子が火事の火の粉に似ていることから「飛び火(とびひ)」と呼ばれています。
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とびひの症状は2つのタイプにわけられます。
水泡(水ぶくれ)ができ、かゆみもあるタイプ。
膿をもち、それが破れて皮膚がただれてしまうこともあります。
目や鼻、口から出始めることが多く、症状の出ている部分を触った手で他の部分を触ることで全身に広がります。
「黄色ブドウ球菌」という皮膚の表面や鼻の中にいる菌が原因で、傷口などから皮膚に入り込むと発症します。
この黄色ブドウ球菌が原因のとびひは、夏に多く発症します。
特に子供がかかりやすく、とびひのほとんどはこのタイプといわれています。
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皮膚の一部に膿を持ち、厚いかさぶたができるタイプ。
「化膿レンサ球菌」が原因の症状で、強い炎症やリンパ節の腫れ、発熱や喉の痛みも出ることがあります。
この化膿レンサ球菌は人の鼻の中や喉にいる菌で、傷口などから入ることで感染します。
黄色ブドウ球菌と同様に全身に広がります。
このタイプの症状になりやすい季節や、かかりやすい年齢層などはありません。
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菌の種類を問わず、アトピー性皮膚炎の患者さんはとびひになりやすいので、注意が必要です。
また、とびひの症状は「水いぼ」「水ぼうそう」「汗疹(あせも)」などの皮膚の病気と似ているため、水ぶくれや発疹が見られたら自己判断せずにかかりつけの皮膚科へ行きましょう!
どんなときにうつるの?
とびひは、虫刺されや汗疹(あせも)を掻いたり、小さな怪我から細菌が入り込み感染します。
また、とびひの症状が出た部分を触って、体の他の部分をその手で掻いたりするとうつる可能性があります。
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自分自身だけでなく、家族やお友達にもうつしてしまう可能性もあります。
夏の楽しみの一つのプールですが、症状が悪化したり、他の人にうつしてしまうことがありますので、とびひになってしまったらプールは控えた方が良いですね。
プールに入る時期についてはお医者さんと学校の先生等と相談しましょう。
抵抗力が弱まっている時には、大人でもうつる事がありますので、家族にお年寄りがいたら、気を付けてあげて下さいね。
日常生活で気を付けることは?
子供は汗っかきです。
あせもになって掻いたりしないように、シャワーをして清潔にしましょう。
虫刺されも原因になりますよね。
虫に刺されたらすぐに皮膚科へ行って治してもらいましょう。
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それでも、とびひになってしまったら。
子供は、つい触ってしまったり、かきむしってしまったりして、症状を悪化させてしまいがちです。
触ったりしないようにするために、ガーゼで保護するなどして対処しましょう。
頭にとびひが出来た時は、メッシュのスイムキャップで対処したというママもいます。
メッシュ素材は、蒸れなくていいですね^^
さらに、爪で引っ掻いたりしないように、爪も短く整えましょう。
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また、とびひになった人が使ったタオルや衣類を共有したり、お風呂の湯船に入ることで他の人にうつってしまうこともありますので注意が必要です。
タオルは分けて使いましょう。
そして、症状が出たら、すぐに皮膚科へ!
とびひは、抗生物質を飲めばすぐに治ります。
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日頃から下記のことに気を付けることでとびひの予防や感染防止になります。
まとめ
全身に水ぶくれやかさぶたが出来たら、それはとびひかもしれません。
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とびひによく似た症状の皮膚の病気も数多くありますので、自己判断せずに病院へ行くことが大事です。
とびひになったら、とびひになった部分には触らず、皮膚を清潔に保ちましょう。
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また、他の人にうつさないようにタオルや衣類の共有、そしてプールは控えましょう。
普段から爪を短く整え、皮膚を清潔にすることでとびひの予防になります。
正しい知識を身につけてとびひを防ぎましょう。
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