エアコンの掃除を自分で!スプレー缶で故障を避ける方法!
2016/12/11
段々と暑さが感じられてくると、そろそろエアコンの出番だなぁ~と思います。
そして、エアコンを使う時に気になるのが、エアコンの涼しい風と共に吹き出される埃やダニのフン、そしてカビです。
エアコンをつけると、カビ臭いにおいがしたり、吹き出し口を恐々と覗いてみると、黒い汚れがあったら…Σ(´Д`;)
今年から花粉症と同時にアレルギー性鼻炎が悪化してしまい、くしゃみと鼻水、そして鼻水に誘発されて咳まで出たりと辛い症状になってしまったので、しっかりとクリーニングをしようと思っています。
しかし、スプレー缶でエアコンのクリーニングをして動かなくなった…。と言う話を聞きませんか。
実際に、筆者もスプレー缶でエアコンのクリーニングをしたら、動かなくなって買い替えたと言う苦い思い出があります。(´ω`。)
古かったので、エアコンの寿命だったのかもしれませんが。
そこで、スプレー缶で掃除をした時に、故障する原因と解決策を調べてみました。
後程、自分でエアコンの掃除をする方法もお伝えいたしますね。
開くと目次へ
エアコンのクリーニングを市販のスプレーの注意点
ハウスダストアレルギーなどがあると、エアコンをつける前にしっかりとクリーニングをしたい!と思いますよね。
スプレー缶で掃除が出来れば簡単ですし安上がりですが、故障してしまったら、もっと高くつきますよねヾ(・_・;)
では、故障する原因とは何でしょうか。
エアコンの掃除に使うスプレーの成分は、殆どが界面活性剤やエタノールで、界面活性剤は家庭にある食器用洗剤で使われているものです。
成分は一般の家庭で使用しても問題が少ないものと言えますが、故障の原因は他にあるようですね。
1.エアコンの基盤部分に洗浄剤がついた
エアコンの電装部の基盤部分(センサーや電子基板、スイッチ、モーター部)に水分が付くと回路部がショートしてしまい部品が動かなくなってしまう事があります。
水分は故障の元にもなりますので、使用する場合は注意が必要です。
[su_spacer size=”30″]
洗浄剤が付いた事による故障については、想像が付きますよね。
その他の故障の原因についても見てみましょう。
2.埃とゴミのかたまりが原因
例えばこんな経験はありませんか?
洗剤を使って掃除をしていても、油と埃が団子のように固まってしまって思うように綺麗にならなかったなど。
いつも綺麗にしている方は経験はないかもしれませんが、ずぼらの筆者はたまに見かけます^^;
この様に、エアコンの内部に埃やゴミが多く入っていたりすると、スプレーで洗剤を吹き付けても埃やゴミが固まってしまう事があるようです。
その埃やゴミの塊が故障の原因になるのではないかと考えられています。
例えばこのような場所に。
[su_spacer size=”30″]
埃やゴミの塊をなくすには、外に出すしかありません。
しかし、スプレー缶では、それを押し出すほどの圧力が足らなかったと言う訳なのです。
[su_spacer size=”30″]
綺麗好きな方は、「私はそんなに埃なんて溜めないから大丈夫!」と思っていませんか。
ところが、団子の埃やゴミ以外でも故障の原因になる事があります。
3.洗剤の成分が残っている
今一度思い出してみると、スプレー缶の成分は食器用洗剤と同じ界面活性剤が入っています。
普通は食事が終わって、お皿やコップなどを洗剤で洗った後は、水でしっかりとすすぎますよね。
ですが、一般のスプレー缶でエアコンの掃除をしても洗い流したりしてません。
この残ってしまった洗剤と汚れがエアコンの内部の故障につながっていきます。
そして、エアコンを使用した時のいい香りの成分も、内部に残って固まってしまい故障の原因の一つにもなるようです。
この3点がスプレー缶を使用したことによる故障の原因と言われていますので、これらがカバー出来れば自分でエアコンのクリーニングが出来るかもしれません^^
[su_spacer size=”30″]
最近の取り扱い説明書には、市販の洗浄剤で個人でエアコン内部のクリーニングをしてはいけないと記載されています。
記載されていてもいなくても、自分でエアコンのクリーニングをする場合は、自己責任でお願いしますね♪
では、自己責任だとしても、自分でエアコンのクリーニングをすると言う方には、この後準備と掃除の仕方をお伝えしていきます。
エアコンのクリーニングの準備
まずはこちらの動画をご覧ください。
この動画が教えてくれるように、電装部分にも養生をする事によって、「1.エアコンの基盤部分に洗浄剤がついた」の故障が起きにくくなります。
また、壁や部屋の周りに洗剤が飛び散らないように、しっかりと養生を行う準備も必要になってきます。
この養生を行う事がクリーニングよりも、非常に面倒と言われますが大事な点です。
そして、「2.埃とゴミのかたまりが原因」と「3.洗剤の成分が残っている」に関しては、エアコンが壊れない程度の高圧の噴射器を使う事で解消できるようです。
あまりにも高圧の物を素人が使うと故障の原因にもなりますので、それなりの程度の圧力があるものを使用する事が良いようです。
では、これからクリーニングの時に使用するものを見ていきましょう。
エアコンのクリーニングに必要なもの
[su_spacer size=”30″]
次は、洗剤をご紹介いたしますが、洗浄成分を中和して取り除くためのリンスも必要になってきます。
洗浄成分を落とすことによって「3.洗剤の成分が残っている」の故障の原因の予防にもなります。
これらの物は楽天やAmazonでも購入可能です。最安値を調べてみて下さい。
[su_spacer size=”30″]
しっかりとクリーニングするには、意外に沢山の物が必要ですね。
[su_spacer size=”30″]
エアコンの洗浄カバーは、手先の器用な方は、業務用の大きなポリ袋(約130x約120cm)で自作しても良いです。
自信の無い方は、既製品で^^
カバーは、これだけでも使えますが、念には念を入れてエアコン周りにペットシートをガムテープで貼っても良いでしょう。
動画でも行っていたように、電装部分にはマスカーテープで仕切りをつくり、洗剤が入らないようにします。
マスカーテープは、幅が広いビニールテープで、200~300円程度で買えます。災害の時にラップ代わりにも使えるので1つ持っていてもいいと思います。
脚立は、ぐらぐらせず高さが合う椅子があれば代用も可能です。
[su_spacer size=”30″]
使用する洗剤の「くうきれい」の成分は界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、pH調整剤で、弱めのアルカリ性です。
この界面活性剤は、油汚れをよく落とすと謳われている製品などに使用されて、中和剤の「くうきれい」のエアコン専用洗浄リンスの成分は、エタノールになっています。
家庭でよく使う洗剤ですので、特別なアレルギーがある方以外は使いやすいものですね。
準備の仕方
では、準備の仕方を順を追ってご紹介していきますね。
- 1.エアコンの電源を消して、コンセントを外す
- 2.床を汚さないようにブルーシートを敷き、その上に新聞紙またはペットシートを置く
- 3.エアコンのカバーとルーバー、フィルターを慎重に取り外す
- 4.エアコン周りに、ペットシートをガムテープで貼る。(貼れる人のみ)
- 5.壁掛用エアコン洗浄カバーを説明書通りに取りつける
- 6.もっと用心したい人は、その上からエアコン周りにマスカーテープとガムテープでつける
- 7.エアコン内部の電装部分をマスカーテープと雑巾かペットシートで覆う
- 8.壁掛用エアコン洗浄カバーの延長上にバケツを置き、ガムテープで固定する
- 9.外のドレンホースから汚水が出てくるので、気になる方はドレンホースにビニール袋を付ける
[su_spacer size=”30″]
如何でしょうか?電装部分などの細かくて分からない場合は、先ほどの動画で確認しながら行ってくださいね。
準備が出来たら、クリーニングです。
自分でエアコンをクリーニングする方法
こちらの動画をみても分かるように、「くうきれい」を使ってクリーニングするのは、とても簡単です。
クリーニングの作業は2分10秒ぐらいから始まります。
では、作業の手順を見てみましょう。
スプレー缶で掃除する方法
準備の養生が終わっている事を前提で進めさせて頂きます♪
- まず、窓を開けて換気をして、マスク・ゴーグル・ゴム手袋を装着して下さい。
- ①フィンについた埃を掃除機で吸っておく
- ②はじめに、エアコンのファンを洗浄します
- ③スプレー缶にノズルを付け、良く振る
- ④ノズルを上向きにファンに届くように入れ、4~5秒スプレーする
- ⑤割りばしでファンを動かしながら、全体に洗剤が行きわたるようにスプレーする
- ⑥20~30分放置する
- ⑦次は、エアコンのフィンの洗浄です
- ⑧スプレー缶にノズルをつけ、良く振る
- ⑨左右に動かしながら、エアコンのフィンの上から下へ向かってムースを満遍なくスプレーする
- ⑩15分ほど放置する
- ⑪ファンもフィンも、リンスの缶は振らずに、洗浄液をかけた上から左右上下にスプレーする
- ⑫このリンスだけでは、エアコンの内部のすすぎが足りないので、蓄圧式噴霧器に水をいれフィンとファンを綺麗にする
- ⑬1~2時間ほど自然乾燥させる
- ⑭乾燥させている間に、エアコンのカバーやルーバーを洗って乾かしておく
- ⑮乾燥している事を確認して、エアコンのカバーやルーバー、プラグをもとに戻す
- ⑯エアコンの吹き出し口をカバーやタオルで覆いながら、送風運転をする
- ⑰洗浄液が出なくなったら、養生を取る
[su_spacer size=”30″]
以上です!お疲れ様でした(*^-^*)
実はもう一点、スプレー缶でクリーニングをする事を調べていた時に、より本格的にクリーニングが出来る洗剤が見つかりましたので、そちらもお伝えしておきます。
スプレー缶より本格的な洗浄剤
[su_spacer size=”30″]
この洗浄剤を使ってのクリーニングの方法は、はじめにお見せした動画の方法になります。
注意する事は、本格的な洗浄剤でpH13.0以上(原液)となっていますので、非常に強いアルカリ性洗剤です。
薄めて使用しますが、汚れ落ちは抜群です。
[su_spacer size=”30″]
そしてリンス剤は、水で取り切れなかった洗浄剤が残ってしまうと、エアコンを傷めてしまうので中和するものです。
お使い頂くと安心です。
本格的な洗剤は、それなりの危険も伴いますので、使用する場合はある程度の気合が必要になってきますね^^;
使用前に注意点も見ておきましょう。
[su_spacer size=”30″]
この洗浄剤を使う時は、先ほどの準備にプラスして「ペットボトル専用加圧式おそうじスプレーF6789」を用意すると使用しやすいです。
- 必ず、窓を開けて換気をし、マスク・ゴーグル・ゴム手袋を装着して下さい。
- 目に入らないように、エアコンと目線は同じかエアコンが下にならないようにしましょう。
- ①洗浄液を20倍に希釈して、ペットボトル専用加圧式おそうじスプレーF6789に入れる
- ②はじめの動画のように、右左のどちら側から始めて、上から下へ向けて洗浄液を満遍なく噴射する
- ③5~10分ほど放置する
- ④蓄圧式噴霧器に水をいれフィンとファンを綺麗にする
- ⑤リンス剤を10~20倍希釈し、ペットボトル専用加圧式おそうじスプレーF6789に入れる
- ⑥右左のどちら側から始めて、上から下へ向けて洗浄液を満遍なく噴射する
- ⑦1~2時間ほど自然乾燥させる
- ⑧乾燥させている間に、エアコンのカバーやルーバーを洗って乾かしておく
- ⑨乾燥している事を確認して、エアコンのカバーやルーバー、プラグをもとに戻す
- ⑩エアコンの吹き出し口をカバーやタオルで覆いながら、送風運転をする
- ⑪洗浄液が出なくなったら、養生を取る
[su_spacer size=”30″]
クリーニング用の洗剤を2種類ご紹介致しましたが、どちらかご自身にあったものを使用すると良いですね。
おわりに
最後までお付き合いいただきまして有難うございました。
猛暑を乗り切るにはエアコンは欠かせない物ですが、小さいお子様やアレルギーを持っている方がいらっしゃったりすると、エアコンの埃やダニのフン、そしてカビが気になりますよね。
もっと、簡単な作りで自分で取り外す事が出来るエアコンでしたら、ジャブジャブと洗えますが、残念ながらそういう訳にはいきません( ̄ー ̄;)ゞ
ここでもう一度、原因を振り返ってみると、1.エアコンの基盤部分に洗浄剤がついた、2.埃とゴミのかたまりが原因、3.洗剤の成分が残っている、でしたね。
これらを解決するには、しっかりと養生する事と、ある程度の圧力がある噴霧器で水洗いをする事です。
[su_spacer size=”30″]
なんだか大変だなあと思いますが、綺麗になったら感激するかもしれません^^
ですが、リスクもありますので心配な方はクリーニングの業者に頼むと言う方法もありますよ。
「良かったらこちらの記事も」
[su_spacer size=”30″]
Comment
リンス仕上げしないで水スプレーで洗剤落として仕上げてますが、リンスは必要なのでしょうか
太郎さん
コメントありがとうございます!
太郎さんは、水スプレーで仕上げているのですね。
ご質問のリンスが必要かどうかは、お使いの洗剤によると思いますので、販売店に聞いてみて下さいね。
ちなみに私は、新しいエアコンは壊れたら困るので業者に頼みました。
そして来年からは、自分でする気がしなくなりました^^;
どうぞご参考まで。
こんにちは。
カルロスです。
毎年、家にあるエアコンの化粧カバなどを外して自分で清掃しています。もちろん周りの汚れについて考慮し、ビニルシートを付けます。但し、エアコンの電装基盤を綺麗なタオルと更にビニルシートできっちりマスキングします。エアコン養生カバについて、家に使いなくなった布団の圧縮袋で自作して、洗剤のことを吃驚するかもしれないけど、スーパーにあるカビキラ強力浸透でアルミフィンとファンにいっぱい掛けて30分位洗剤の効果を待機します。そしてガーデンの圧力ホースを洗面台にある洗濯機用の蛇口に取り付けってエアコンを綺麗に洗い流します。カビキラのお蔭で清潔な臭いが出来ています。これは私の秘密です。
フィンやファンの腐食などに関しては、10年間あの強い洗剤を使っているから逆にカビや臭いというのを何も心配ありません。この洗い方のお蔭、暑い毎日や高い湿度の日々が続いても何と快適に過ごせます。このような洗浄のし方で健康的なエアコンがまだまだ何年も使い続けると思います。挑戦してみて下さい。
こんにちは。
カルロスさん、コメントありがとうございます!
布団の圧縮袋での養生や洗剤はカビキラーを使う事など、身近なものをうまく使って洗浄されていらっしゃるのですね。
かなりの腕前をお持ちかと^^
毎日使うエアコンですし、自分の目で見ながら綺麗に清掃が出来ると安心感がありますよね。
カルロスさんの秘策をお聞きしたら、ちょっと挑戦したくなってきました^^
ありがとうございました♪
そうです!何でも挑戦することによって人生を喜ばせるでしょう!
誰よりも、自分の健康と心が一番大切や愛してくれるのは自分自身です。
ですから、エアコンの清掃を誰にも頼まずご自分のやり方で
一番良いと思います。
大丈夫、電気基盤などきちんとマスキングすればエアコンが壊れません。
エアコンの取扱説明書、手入れのところに良く読むことです。取扱説明書をお持ちでなければ、インターネットに探して見て下さい。必ず記載されています。
頑張って下さい!