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夏も近づく八十八夜の意味は?茶摘みの手遊びで風習を感じよう

      2016/06/27


先日筆者が小学生の甥っ子と道を歩いていたときのことでした。

「せっせっせーのよいよいよい…」、と、2人の男の子が向かい合ってとてもかわいらしく手遊びをしていました。

「ああ、自分もやったなあ…。懐かしいなあ…。スピードアップするたびに失敗して皆に笑われたなあ…^^;」

そんなほのぼのとした気持ちの筆者だったのですが、甥っ子に質問されました。

「ねえ…」
「う、うん?なに?」
「…八十八夜ってなに?」
「え、え~と、」

歌は知っていても、八十八夜についてはしっかりと答えられませんでした^^;

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この歌は茶摘みの歌なのですが、八十八夜との関係はどうなのでしょう?

まずは、歌の意味を確実に捉える為に、八十八夜とは一体何なのかを知っていきましょう♪

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そもそも八十八夜ってなんのこと?


4月終わりから5月上旬にかけてよく耳にするようになる八十八夜ですが、実はこれ、名前の通り、‘ある日’から数えて八十八回の夜が過ぎた日のことを指します。

この‘ある日’というのが、冬と春のちょうど分かれ目の日、春の初日、そう、立春です!


ということは、‘八十八夜’というのは、春の初日から八十八日がすぎ、「そろそろ夏が来るよ!いや、もう暦の上では夏が来たよ!」という日なんです。

そういえばたしかに、五月に入ると肌寒くなることも暑すぎることもなく、気持ちよく夏を感じる日も増えてきますよね!

ところで、筆者のような人にとって、何となく流れていってしまう八十八夜ですが、同時に、農家の方々にとっては大変重要な日でもあります。


どうしてでしょうか?


文字に隠された秘密


米
この‘八十八’という字をじっと見つめてみてください。

この漢字、なんだか見覚えありませんか?

実は、この三つの漢字を組み合わせると‘米’という字になるんです。お気づきになれましたか?

このことからも分かる通り、‘八十八日’というのは農家の方にとっては‘’という字に結び付くため、古くから一年の豊作を祈る大切な日とされてきました。

山間部ではまだしっかりと伝統が受け継がれている所もあり、その日は一年の豊作を占い、みんなでお酒を飲んだり、というようなことが行われているそうです。


また、象徴的な意味合いだけでなくより実際的な意味合いもあります。


八十八夜の別れ霜」という言葉がありますが、これは、農作物の不作を恐れた昔の日本幕府が、

八十八夜以降からは霜も降りないし、安定して素敵ないい気候になるけど、それまでは寒くなるし、霜も降りて農作物がだめになっちゃうからみんな気をつけてよ!」、という警告の意味合いでお触れを出したことがきっかけのようです。


やっぱり暦というのは、古くからの日本人の生活にきちんと結びついているんですね。

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茶摘みの唱歌との関係は?



皆様の多くもそうかもしれませんが、‘八十八夜’という言葉で思い浮かべるのはお茶ではありませんか?

もしかしたら「夏も近づく八十八夜~、野にも山にも~…」という小学校で習った唱歌がまだ残っているのかもしれません^^。

こちらに茶摘みの歌詞を載せておきますね。
  ↓

夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
「あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠」
日和(ひより)つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
「摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬ」

Wikipedia


八十八夜の頃にはお茶の若葉があちこちに茂っていて、それをたすき掛けをした


この歌は、1912年明治45年に尋常小学校唱歌として発表されたそうです。
2007年には、日本の歌100選に選ばれたそうです。

明るい日差しの中で、茶摘みをしている風景が目に浮かびますね。

この唱歌では、八十八夜の時期に茶摘みが行われていると唄われていますが、地域によって茶摘みの時期は変わっているようです。

ちなみに、「あかねだすき」とは着物の袖をまくる時に使うたすき(紐)に止血剤として使われていた「あかね」を塗りこんだものだそうです。
茶摘みは擦り傷がたえなかったのかもしれませんね。

「菅(すげ)の笠」とは頭にのせた日よけの笠で、菅という植物で編んだ笠です。お遍路さんなどが被っているものですね。


茶摘みの手遊び


茶摘みの歌と言えば、懐かしい手遊びですが、どんなやり方なのかおさらいのつもりで調べてみました。

基本のポーズは二人が向い合せになります。

①歌が始まる前に「せっせっせ~のよいよいよい」と手を握って軽く振ります。

②夏も近づくの前に休符がありますが、そこで自分の両手を一度たたきます。

③夏も~の「な」で相手と自分の右手をたたきます。

④夏も~の「つ」で自分の両手をたたきます。

それを繰り返して

⑤八十八夜♪の後の2回の休符で相手と自分の両手をトントンとたたきます。

これを繰り返します。



この茶摘みの手遊びは地域によっても違うようなので、上記のものが正しいという訳ではありません。

もっと高度な茶摘みの手遊びの動画もありました。
  ↓



色々な茶摘みの手遊びがありますね。

この時期のお茶は新茶と呼ばれますね。


八十八夜とお茶?


葉

このちょうどお茶摘みが始まったばかりの季節の新芽は、とても柔らかくその繊維を傷つけないため、農家の方々が自ら手で摘みます。

    

この時期のお茶は味も深みも最上質とされ、昔から不老長寿の縁起物としてとても高い値段で取引されてきたそうです。


‘不老長寿って本当?’と思っていた筆者なのですが、調べていくうちに、実はあながち嘘ではないのだと知りました。


古来より‘お茶の新芽が不老長寿に良い’とされてきた理由は、その栄養価の高さにあります。

実は、この摘み取り始めのお茶の葉には、前年の秋から厳しいひと冬を越えるために蓄えられた成分が、その後の時期のお茶の葉に比べ、豊富に含まれているそうです。

考えてみればたしかにそうですよね。

是非新茶を頂いてみたいですね。


新茶の美味しい入れ方はこちらで説明しています♪
→ 美味しいお茶の入れ方は?新茶でおもてなし力アップ!


最後に


いかがですか?

八十八夜を調べてみると。

立春から過ぎた夜の数の事でしたね!

夏も近づく八十八夜~♪の茶摘みの歌は、お茶の摘み時が立春から八十八日過ぎた時期であるゆえに、作られた歌詞だったと言う事が分かりました。


早速、甥っ子と一緒に手遊びをしながら、「八十八夜は春の初日の立春から八十八回の夜が過ぎて、そろそろ夏が来るという日だよ。」と教えました。

たまには、手遊びをしながら風習を感じるのもいいですね。

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 - 夏の行事

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